色々思うところあって、我が家の末っ子てんちゃん(3歳)も発達検査を受けることにしました。申し込んでから数ヶ月の待機期間を経て、先日やっと順番が回ってきたので受けにいってきました。
3歳息子、発達検査(K式)当日。無事受けれるかな。
年子の弟としてうまれたてんちゃん。てんちゃんと一緒にいる時は必ず年子の兄も一緒だし、てんちゃんと2人でお出かけなんてほとんどしたことがない。行き先は発達検査だけど、てんちゃんとふたりでお出かけできることがすごくすごく嬉しかった私です。
私も慣れたもので、1回目の検査(←ほっしゃんの時です)の時のような不安は全くなく、その場にいることができました。
いざ検査が始まるという時、てんちゃんが「嫌や〜、遊びたい〜、公園行きたい〜」などと言い出して検査室を出ようとしました。あーやばいなーと思ったら、心理士さんがとても上手にてんちゃんの気をひいてくれました。さすが。よかった。無事検査を受けることができました。
結論から言うと、てんちゃんも特性ありありでした~!
我が家、ほんと特性てんこもり。(笑)
なぜ突然発達検査を受けようと思ったのか
年子弟あるある、赤ちゃんの時から放置され気味で、それでもギャーギャー泣かず寝てくれたてんちゃん。マミーが兄に手を取られるため、ダディにお願いしまくっていたけど、(ケアがきめ細やかでない←私の独断と偏見!)ダディでも文句いわなかったてんちゃん。食べ物の好き嫌いはいっぱいあるけど、とはいいつつも新しいものは全く食べない!とかの偏食はなく、「さざえ」みたいに見た目がインパクトあるものでも食べてみれるてんちゃん。ジャンパーも着れたし、帽子もかぶれたし、私の中でずっと育てやすいな~と思っていたてんちゃん。
だけど最近になって、てんちゃんの超超超超超頑固な感じとか、それでいてめちゃくちゃめちゃくちゃ不安で繊細なところとか、たとえ白いものでも、てんちゃんが「黒」といったら「黒」なんだ!って感じになってしまうところとか、なかなかてこずり始めました。そんなこともあり、この子も検査したら何かでるのかもな~なんてふんわり思いつつも、まぁでもほっしゃんを通して学んできた経験もあるし、私が心理士ということもあって、それなりに対応は心得ているつもりなので、別に発達検査わざわざ受けて白黒つけに行かなくていいか…と思っておりました。
だけど最近、てんちゃんが、ほっしゃんが通っている療育(仮名:ヒーロー)に僕も行きたいと強く懇願するようになってきたため、それなら一度受けてみようかなと思ったわけです。もし行けるなら行かしてやりたいなと。毎朝「今日保育園?」と聞いてきて、そうやでって伝えたら、この世の終わりのような顔をして、「保育園嫌やーーーー!」となるので、ひょっとしたら、てんちゃんも、集団の中で何かしらしんどい思いをしていたり、頑張りすぎてたりするのかもしれないなと思ったわけです。それに、ヒーローが本当に本当に良い療育施設で、特性云々の前に、てんちゃんも行けるものなら行かしてやりたいというのが私の本音。そんなわけで発達検査を受けてきました。
3歳息子。初めての発達検査の結果はいかに?!
検査結果については、心理士さんから口頭でいろんなことを言われたんですが、大半忘れてしまいました(笑)で覚えているところをご紹介します。
『興味や自信の有無によって能力の発揮が左右されやすい』
そうなんですよねー。なんというか、てんちゃんは、「とりあえずやってみるわ~」ってことをあまりしない。塗り絵ひとつ、完璧なイメージがあって、自分ではそうならないから意地でも塗らない。失敗してもいいんやでって言っても絶対塗らないし泣き出す。しくしくとかではなくギャン泣き。てんちゃんが「やらない」といったら絶対やらない。その背景には自信のなさがあったんやなーと勉強になりました。
『明確に見本が示される課題の方が、自信を持って取り組みやすい。そのため視覚的なヒントを通じて、“何をどうすれば良いか”わかって安心できるようにしてあげることが大切』
てんちゃんは言語面では問題なくペラペラ話すから、なんでも理解していると私も思いがち。だから、日常生活ではどうしても「早くしてよ!」とか、「わかってるやろ!」とか期待してしまうんです。でも、実は何をどうするかちゃんとわかってなかったり、わかってても自信がなくて取り組めなかったりしたことがあったんだろうなぁと猛反省しました。実は園の先生からも、「てんちゃんは、もうわかってることを何度も“これであってる?”と確認してくるところがあります」と言われたことがあります。視覚的に見えないことに不安が高まっていたんだなとわかりました。だから、「自信をもって!」と声掛けするよりも、不安を受け止めて、安心して取り組めるようにサポートしてやりたいなと思いました。
『マイペースさがあり、自分の気持ちを曲げにくい』
私の日々の苦労をわかってもらえた気分(笑)。ね、いったでしょ。たとえ白いものも、てんちゃんが黒と言ったら黒なんですよ。自分の気持ちを曲げてくれたり絶対しないんです(涙)
『身体は動いていることが多い』
うんうん。ごはんも座ってくれるのはわずか数分…。病院の待合でも、一瞬目を離したら、逆立ちとかしてる…。お疲れ、私…。
発達検査から見えたこと。これからの育児で心掛けたいこと
ほんとによい気づきになりました。めちゃくちゃ意志が強くて、私が対応に困る場面も日常のあちこちにあります。怒りたくないし、受け止めたいけど、私も感情的になってしまっては反省する…みたいな日々でした。だけど、そこには、見通しを立てることの苦手さや、自信のなさ、切り替えの苦手さなどが背景にあって、てんちゃんが安心できるような見通しが見えないから、不安が掻き立てられる。その不安に対処するために、てんちゃんは、「行動しない」とか「自分の安心できるやり方に固執する」っていう手段をとっていることがあるんだなと理解できました。自分の気持ちを曲げることが苦手なんだから、大人の都合でこれしよ、あれしよって言われてもしんどいよね。
てんちゃんのこと、ちゃんと理解せず、「わかってんのになんでやってくれへんのーー?!」とか、「こっちのやり方でもいいやんか!」とか、思ってきた私。ほんとに猛反省です。てんちゃんごめんね。
私たちが住む市では、療育へ行くのに、診断とか手帳とかは求められないので、てんちゃんも無事ヒーローの通所順番待ちに載せてもらえました。早く行けたらいいな~。
余談ですが、実はこの検査の日の前日が、市の3歳児健診の日でした。3歳児健診で出された課題と全く同じものが、いくつか発達検査でも出てきました。なんとてんちゃん。3歳児健診のときは全問正解だったのに、翌日の発達検査では全問不正解。わかっていないのではなく、明らかにわざと反対の答えを言って間違って、ケタケタ笑っていました。おいっ!!ちゃんとやったら評価あがるのにーー!!って思ってたけど、でもそれこそが、てんちゃんの特性なんですよね(笑)
今日はこの気分って思ったら、その気分なのね。この場では正解をいうことが求められてるってことがそこまで読めないのもあるんだろうね。読めていても、そんな気分じゃなかったらできないのよね~。
「自分の気持ちを曲げにくい」男子の子育て、明日からも頑張ります♪
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