4歳8ヶ月。5歳目前だけどおむつ取れない。解決を探すママへ届け!

ほっしゃんは、現在4歳8ヶ月です。が、おむつが取れていません。基本的には、「今はまだその時じゃないんやろうね~。ほっしゃんの心や体の準備が出来たら一気に進むでしょ~。」というスタンスでのんびり待っています。だから、今はトイトレらいしことは一切していないのですが、ほっしゃんがおむつ取れていないことを私が全く気にしてないか?と聞かれれば、それは嘘で、早くとれたらいいのにな~、どうやったらとれるのかな~、となんとなく頭の片隅にあります。そんな感じなのですが、3日前にとんでもないことが起こったのでご報告させてください。子どものおむつが外れなくて悩んでるママにはぜひぜひ読んでもらって参考にしてもらえたらなと思います。

4歳に至るまでのトイトレ事情

おむつがまだ外れていないことに対してはのんびり構えているとは言いましたが、私も最初からそんな肝っ玉かーちゃんだったわけではありません。

周りの子達がトイトレを始めた頃、私も「あ~そろそろ始めるものなんか~」と深く考えずに、トイトレをゆる~く始めました。みんながやってる普通の方法でスタートしました。

  • 補助便座と踏み台を設置する。布パンツを履かせる
  • 定期的にトイレに誘い、座らせる
  • たまたまおしっこが出たらほめる。ご褒美シール表導入
  • 布パンツにおしっこをしちゃっても怒らない

↑こういうことをしていたら、そのうちおむつが取れるのね~と思っていた遠い昔の話です。(笑)2歳半くらいだったかな~。

最初数回はシールを貼ることが嬉しくて座ったので、順調順調♪なんて思っていたのですが、すぐにその効果はなくなり、トイレに座ること自体嫌がるようになりました。トイレという空間に行くことも嫌がるようになりました。

ま~、繊細ボーイほっしゃんだから、そんなくらいのこと想定内よねと思っていました。まだ早すぎたのかもね~と思い、そんなに押さず、一旦引いて時が過ぎていきました。

しばらく過ぎた頃、もう3歳にもなったし、また挑戦しようかな~とトイレへ誘ってみたりしましたが、断固拒否。便座に座るということ自体をしてくれない。トイレにも行かない。うーん。全く座る兆しがないし、大丈夫かな~と思い始めた頃でした。とりあえずネットでいろんな人が書いている下記のようなアドバイスを参考にしてみました。

トイレを楽しい空間にしましょう!


ほっしゃんの大好きなキャラクターを貼りまくり、それはそれは楽しい空間にしました。
→一度見に来て、「わーーー!!!」と感動し終了。それを目当てにトイレにくることは二度とない。

ほっしゃんの大大大好きな、動物や海の生物満載のでっかい世界地図をトイレに貼りました。
→雄たけびをあげて大喜び。その直後、「こんなとこに貼ったら見れへんやんか!」と泣いて大激怒。
 →かわいそうすぎて、その地図はほっしゃんがいつでも眺められるキッチンへ移動させました。

補助便座がトーマスやからあかんのか?!と、ほっしゃんが好きなパウパトロールに変えました。
→「わーーー!!嬉しい~~」と感動したものの、一度も座らず。「4歳なったら座るわ」と。

とにかく布パンツで過ごし濡れることを体験させる。怒らない

ほっしゃんの大好きなキャラクターの布パンツを用意し、それで過ごすよう勧めました。もちろん漏らしたって「怒る」つもりもありません。
→おしっこやうんちがしたくなると、大声で「おしっこー!!うんちーー!!」と言い、自分で大慌てでおむつに履き替えます。漏らしたり、濡らしたりすることは一切なし。ある意味、尿意や便意は完璧にわかっていることが判明。(笑)おむつに急いで履き替えているタイミングで、めっちゃトイレに誘ったりもしてみましたが、「いやーーー!!!!!!!」の一点張り。無理強いしてもろくなことなさそうなので、「ほなおむつでしぃ~」とおむつを許容していました。

「怒らない」のはもちろんですが、小さなことでたくさんほめるようにもしてみました。「パンツ履けたな~。かっこいいな~」「おしっこ出るってわかったんやなー!すごいなー!」など。
→特に効果を感じることはありませんでした。ほめられたところで、嫌なもんは嫌!って感じ。

頑張ったらご褒美をあげる

頑張ったらシールというのは最初から試していましたが、それでは効果がないので、「シールを○個もらえたら、マミーと一緒に、ほっしゃんの好きなお店にお買い物にいく」というご褒美も設定してみました。
→それで1~2回は座ってみましたが、やはり継続はできず。「トイレに座りたくない」という気持ちの方が勝るようでした。

「トイレしやすい環境づくり」と「トイレしたくなるしかけ作り」

踏み台の高さが微妙に低いのがあかんのか?!と思い、ネットで調べて、もうちょっと高めで高評価の踏み台に変えました。
→「何これ~?笑」と興味を示し、一度座ってみたものの、「こわいー」と終了。浪費。

このあたりですでに4歳目前にはなっていました。この頃になると、モールとかでおむつ交換していると、周りの子どもたちに比べて、ほっしゃんがだいぶ大きいことに気付きました。「よーみたら、こんな大きい子、オムツ交換してないなぁ」と。ほっしゃんもそういうことが気になり始めないかな…と少し心配していましたが、当の本人はというと…

おむつ交換台にねそべりながら
「マミーみて~!!!ほっしゃんもう体の半分とびだしてるなー。この台ちっちゃいなー!ほっしゃん、絶対一番でかいな~!!!絶対一番やんな~!」

一番でっかいことで、誇らしそうでした。幸せそうで何よりです(笑)

「4歳なったらトイレに座るわ」と言い続けた息子が4歳に

「4歳になったら座るわ」と言い続けたほっしゃん。だんだん、「きっとほっしゃんは、本当にそういう心づもりをしているんや」と思うようになっていきました。ほっしゃんの中で、トイレへの不安が高く、「でも4歳になったら、今より大きくなってるから大丈夫」って思っていて、きっと4歳になったらほんとに勇気が出て、特別なパワーが出るんだろう。だから、その想いを尊重し、信じてあげようって思いました。普段から、自分の「つもり(こうするつもり)」が強くあるほっしゃんらしいなと微笑ましかったです。私も、そこから4歳の誕生日までは、特にトイトレを進めようともせませんでした。

待ちに待った4歳の誕生日がやってきました~!あー長かったー。なんだかんだで、年子男子ふたりのおむつ替えとおむつ持ち歩きが面倒な私。はやくトイレいってくれるにこしたことはないのでこの日を待っていました。「ほっしゃん、4歳になったな~。今日トイレに座ってみよっかー!」

「うーん。・・・・・・。5歳になったら座るわ♪」

えーーーーーーうそやーーーーーーーーん?!!!!!!
私、もう一年待ちぼうけ?!!
「4歳なったら座るわ詐欺」でした。

そこから数ヶ月。もう4歳半も目前。基本、ほっしゃんのタイミングを信じて待つスタイルだったのに、ふと、「私のやり方がまずいのか?私の押しが弱すぎるのか?」と自分の心が揺れた日がありました。なぜなら、ほっしゃんは保育園では、布パンツをはき、トイレでおしっこできています(みんなと同じ時間に促されて行くやつです)。うんちはまだ園のトイレで出来ていませんが、それはきっと通園中に便意がないだけだと思います。

「保育園で出来ているのに家ではできない」ということをどうとらえるのか?

こういうことはほっしゃんにはよくあることで、それを「保育園で出来ているのに、なんで家ではできないの?できるはず」と理解しないようにしています。「保育園で出来ているのは、すごくすごくすごく無理して頑張っているからであって、本音でいられる家では、本当はしたくない。そこまで無理して頑張りたくないんだろう」と理解するようにしています。だから、トイレもそのひとつだと理解していました。でも、この私の心が揺れてしまった日、ふと、「違うやり方で押せばできるのかな」と思い、「4歳半 おむつ外れない」などのキーワードで検索しまくりました。

そしたら、使ってみようかなという商品に出会いました。

トイレに座ることが怖いというほっしゃん。特に家のトイレが古めかしいわけでもないから、要は大きさの問題かな?と思い、ほっしゃんに、「保育園みたいに小さいトイレやったら座れそう?」と聞くと、「それやったらできる!」と。実際、口コミを見ると、「今までいろんなことを試したけれどトイトレが進みませんでした。これを買ったら、急に自分でするようになりびっくり!もっと早く買えばよかったです。」的なコメントがたくさん。こちらです↓

いわゆる「おまる」を導入すると、また次は、「おまる→トイレ」へのハードルが高くなるかもしれないなぁと敬遠していたところがありましたが、ほっしゃんにとっては大きな課題(ステップ)を、スモールステップに細かくしてあげて乗り越えやすくする方が大事なのかもしれないと思い直し、このちびトイレの購入を決めました。早速、到着。組立も超簡単。「ほっしゃんのトイレやで~」というと嬉しそうにすぐに腰かけてみていました(←服をきたまま)。でもいざおしっこのために座りにいこか~と誘うと断固拒否でした。「なんか保育園のと違うから…」という説明でした。
「そっか…これでもあかんのか…」と、正直私へのダメージが強かったです。だって考えて見てください。ここまでの私の浪費具合。あれならできるか?これならできるか?と色々買ってしまう自分が情けなくなっていました。

そんなことを言いながらも、その後、もうひとつ違う商品を購入しました。いわゆる立ち小便用のおまるです。こんなもん、家にある人いいひんやん…と思いつつ、それも口コミを見たら、「4歳すぎてもトイレできなかったのに、これを置いたら速攻できました!」の口コミばかり。でも、前回もそういう口コミみて買ってあかんかったから、今回は、ほっしゃんに何度も商品画像を見せました。ほっしゃんが、「これこれこれ!幼稚園ではこういうなんでしてんねん!これやったらできるねん!」と。あーーそうか。そうだったのか。立ちションスタイルが安心できるんやな…。本人に選んでもらい、「これ!!これなら絶対できる!」と言ったものをポチりました。それがこちらです。

ほっしゃん、届いたらそれはそれは嬉しそうにしていましたが、いざおしっこに誘うと拒否でした。私の中で、何かがプチンときて、「なんで?!ほっしゃん、これやったら絶対するって言ったやん。」と言ってしまいました。

そしたらほっしゃん…。目に涙があふれてきて、「なんでかわからんけどこわいねん・・・って…。

一瞬で我に返り、ほっしゃんを抱きしめて謝りました。「そやんな、そやんな。できるかなって思ったけどやっぱりこわかっただけやんな。そんなこわいことしんでいいよ。ほんまにごめんな。」

申し訳なさ過ぎて私まで涙があふれてきました。本人のタイミングを待ってるとかいいながら、4歳半を超え、焦ってしまった自分。「一般的な基準」に振り回されてしまった自分。大事なことは、目の前のほっしゃんを見ること。目の前のほっしゃんの発達段階に合わせること。ほんとに反省しました。

その日以来、もう絶対に、トイトレを進めようとしたり、私が、「おむつが外れることを良しとしている」というメッセージを無意識でも与えないようにだけ心がていました。

4歳8ヶ月のある日。ある絵本をきっかけに突然動いたトイトレ

そんなある日の昨日。いつもの寝貸し付け絵本タイムにたまたま選んだ本がこちら。

鈴木まもるさん「みんなあかちゃんだった」

どんな大人だって、お母さんからうまれた時はあかちゃんだった。みんな「あかちゃん」としてどんな風に育ってきたのか、その成長期を綴っています。生まれてすぐの頃は、こんなことしたあんなことした、それから数ヶ月したらこんなこともできるようになった…と記されているんですが、この本の面白いところは、「座れるようになった…と思ったら頭が重くてこけた」とか、「なんの変哲もないハンカチが、あっという間によだれだらけ」とか、きれいごととしてではなく、実際のあかちゃんの姿をうつしだしているところ。

「みんな赤ちゃんだった」 鈴木まもる

ボーイズたちも、あかちゃんのすることひとつひとつにケラケラわらって聞いていました。「ほっしゃんもこんなんやったん?」「てんちゃんもこれしたん?」と興味津々。「うん、そうやで~。ほっしゃんもてんちゃんも、これぜーーーんぶやってきたんやで~」と。そしていつしか、「マミー、バブー」と赤ちゃん返り。あかちゃんとして、ママに包まれ、お世話されている姿をみていたら、あかちゃん返りしたくなったのでしょう(笑)3人でケラケラ笑いながら、とても温かい時間でした。

そして、絵本の中では、そのあかちゃんが、少しずつ育っていき、ついには、トイレに座ってみるシーンや、おしっこもらしてしまうシーン、いつしかトイレでおしっこできるシーンなどが出てきました。あかちゃんがトイレに失敗している絵もあったので、「ほら、みーんなあかちゃんは失敗するんやで~。失敗しても大丈夫やねん。そうやってみーんな大きくなっていくねん」と付け加えました。

そしたらほっしゃん。「マミー、明日ほっしゃん、トイレに座ってみるわ」と。

えーーーーまじでーーーーーー?!!!!とかリアクションしたかったけど、静かに、「そうなん?ほなやってみよっかー」とさらっと流しました。

次の日、予言通り、ほっしゃんが「マミー!おしっこしたい!トイレいくわー!!」と。大慌てで、埃かぶりかけていた補助便座と踏み台をセットしたら、ほっしゃん、トイレに座って、しゃーーーー。

おしっこ大成功!!!!!

私、もうあふれる涙をこらえるのに必死でした。

そして、ついでに言うと、昨日、トイレに座って、うんちまで!!!
うんちが固すぎて(か、踏ん張る力がなさすぎて)出し切れず、おしりからうんちが顔を出した状態でギブアップだったのですが、そこまで頑張れたことに、これまた号泣しそうな私でした。

こんな日が、こんな突然くるんや…。しかもきっかけは絵本。今日はトイレに誘っても行きたがらなかったので、これっきりまた当分しなくなるかもしれないけれど、そもそもこんな日が本当にくるんやな…という感動にまだ浸っています。きっと、今回おしっこできたことがすごい自信になっていると思います。毎日できなくても、ほっしゃんの中に、トイレに対する小さな自信が出来たであろうこと、それだけで大進歩です。

鈴木まもるさんにありがとうです。鈴木まもるさんと言えば、私もボーイズも大好きな「ウミガメものがたり」の著者。いい絵本をたくさんありがとうございます。

いろんなおまるで成功する子達もたくさんいると思います。でもそれでもうまくいかない人も、きっとどこかにきっかけやタイミングがあるはず。「みんなあかちゃんだった」も良ければ試して見てください。トイレにいけなくても、親子でケラケラ笑える良い時間になることは間違いなしです。

コメント

  1. より:

    いろいろ 子供のおかげで勉強させられるね。よく根気よく辛抱して、ほんま偉いわー。大人になっても、オムツしてる人、いないけど、なかなか待てないわ。
    ほんとよくやってる。感心するわ

    • 心理士ママ Wawa より:

      ありがとう。ほんまいろいろ勉強になるわ。育児は大変たけど、こんな楽しいことないね~

  2. といとい より:

    まじで泣けるわ。
    どんなに強く周りと比べない、人は人と思ってても、つい「普通」って基準を平均値の中に見つけ出して、その平均値から我が子が離れてると、あれ?ってなってしまう。
    そやけど、自分を取り戻してちゃんとほっしゃん見てあげて感動するわ。

    • 心理士ママ Wawa より:

      ありがとう。ほんまに親してるといろんな感情にさせられるよな。社会からのいろんなことに振り回され、結局そのしわよせは子どもたちにいってしまう。気をつけないとと思っても、ほんとすぐ揺らいでしまう自分がいて、まだまだ修行がたりないと日々感じるわ。それでもまた明日も私に母親をさせてくれる子供達が目の前にいて、感謝しかないわ。

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