先日、今年度最後の療育(仮称:ヒーロー)がありました。
ほっしゃんは年中なので、また来年度も引き続き行かせてもらうのですが、同じクラスで仲良くしていたお友達がほとんど年長さんで、みんなと一緒に過ごせる療育は本当に最後でした。今年度は、親同士もすごく仲良くなって、ほんとに親子ともどもヒーローの日を楽しみにしてきた一年でした。
今年度最後の保護者グループ(親の会)
その日は、子ども達が療育を受けている間、保護者グループもありました。先生ひとりと、親たちが集い、最近の悩みとか感動とかを共有しあう場です。最後の保護者グループ、もう涙涙の会となりました。特に年長さんの子をもつママたちにとっては、ほんとにヒーローを卒業する日。そらもう涙なしでは語れないほどの思いがあることと思います。みんながヒーローにたどり着いた理由は様々だけれど、「子どもがしゃべらない」とか、「言葉が遅い」とか、「視線が合わない」とか、「癇癪がすごい」とか、「いろんな面で超繊細」とか、「全然寝ない」とか、「全然食べない」とか、みんな何かしら、子どもの発達を心配したり、育てにくさを感じて、ヒーローにたどり着いた親たち。ひとりずつ、ヒーローで過ごした数年を振り返り、思いを話していく会でした。
みんな当時の不安だった思い、でもその後ヒーローに出会ってどれだけ救われたか、子どもたちもどれほどヒーローを楽しみに通っていたか、そして明日からヒーローなしで生きていかないといけない不安を語られました。涙が涙を誘い、みんな母たちは泣いていました。その中で、一番に泣き始め、一番泣いていたのは、今年度卒業しない私!!!(おいっ!)
ほんま、こういうなんに超絶弱いんです。
いや、でも違うんです。ほんとに、私はヒーローに感謝してもしきれない。ヒーローで出会った先生も、お友達も、ママたちも。だからもう溢れる思いがありすぎて、ほんま一番泣いてしまいました。
で、先生にもつっこまれました。「来年度も来てくれるけどね!」って(笑)
子育てに自信がない親に、療育が教えてくれたこと
私はヒーローに出会うまで、母としてまったく自信がありませんでした。ごはんも食べさせられない、帽子もジャンパーも着せれない、寝かしつけもできない、言い聞かせることもできない。なんでほかのママたちがやってること私はできないんだろう…ってずっと思ってました。
でもヒーローに来て、「目の前の子どもをそのまま受け止めたらいい」ということを学び、「目の前の子どもの発達段階に合わせて子どもと接したらいい」ということを学び、「世間や社会からの見えないプレッシャーから自分自身を解放したらいい」ということを学び、そしたら本当に私自身が救われ、肩の力が抜けていきました。自分の子育てに「ゆるがない軸」ができました。そして育児が急に楽しくて仕方なくなりました。そして、私の心配をよそに、ほっしゃんはどんどん成長していきました。
ヒーローがほっしゃんの成長にどれほど貢献してくれたか、それは言葉にできないほどです。
一見普通の遊びにみえる活動の中に、先生たちが専門性を駆使して盛り込んでくださったたくさんのしかけがありました。どこでもできそうな遊びの中に、実は深い深い意図と工夫がありました。それだけでなく、ヒーローで出会った大好きなお友達の存在が本当にほっしゃんを成長させてくれました。水がこわかったほっしゃん。でも大好きなお友達がみんなしてるから、「ぼくもやりたい!」っていう気持ちになれた。みんなが飛び込んでるから、「僕もやってみる!」ってできた。自分で「僕もやりたい!」って思って、挑戦し、できたという体験は、ほっしゃんに計り知れない自信と喜びを与えてくれました。その裏には、水遊びを絶対に無理強いしないヒーローの先生たちがいて、でもただ放置するのではなく、ほっしゃんが「僕もやりたい!」っていう気持ちになるように、ほっしゃんの好きそうなしかけをたくさんちりばめてくださいました。そしてほっしゃんの水に対する不安を軽減させるしかけも。
ヒーローは、本当に私やほっしゃんの人生を大きく変えてくれました。
ヒーローで出会った子ども達本当にありがとう。来週からみんながいないなんて寂しすぎるよー。小学校行っても、適当に頑張るんだよー。
ヒーローで出会ったママたち、本当にありがとう。これからも一緒に悩みながら子育て楽しもねー。
ヒーロー、本当にありがとう。本当に本当に療育に行く!と決めてよかった。どこでもよくなかった。ヒーローだからよかった。ありがとうー!
そうそう、冒頭の写真は、同じクラスでほっしゃんと仲良くしてくれたお友達へのお礼の品です。100均で買った剣にお菓子貼り付けました。不器用な私の力をマックスだしてこれ(笑)男の子受けめちゃよかって超自己満足♪
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