年子男子育児の葛藤とママの心の叫び

我が家には、4歳のほっしゃんと、3歳のてんちゃんという年子男子がいます。まさか高齢出産組の自分が年子男子を産むつもりはなかったんですが、神様が授けてくださいました。年子男子育児、かわいくてかわいくてたまらないけれど、しんどいこともいっぱい。体力的にしんどいことはもちろんだけど、時折胸が痛くなる局面も。昨夜そんな場面がありました。

毎晩のねかしつけタイムのルーチン

毎晩、ふたりを寝かしつける時、私は二人の真ん中に寝ころびます。私の右側がほっしゃん。左側がてんちゃん。3人でキューキューにくっついて、絵本を読みます。ふたりが寝落ちするまで、何冊も何冊も本を読み続けるということをなが～く続けていましたが、最近は２～3冊読んで、「じゃねよっか」って言うと、「わかった～」と言って寝てくれるようになりました。これ、すごい成長（じ～ん）。そして最後に、子どもたちとお祈りをして眠ります。ちなみにそのお祈りは、日々の感謝とかこれからも私たちを守ってくださいとかに加えて、「今夜ほっしゃんは、マックイーンに乗って、レースで一番になる夢をみれますように」みたいな感じで、本人希望の夢を見れるようにお願いします。この習慣は、ほっしゃんが「マミー、こんな夢見れるように神様にお祈りして。かくかくしかじか…」と言い始めたことがきっかけで始まりました。ちなみに昨夜のてんちゃんのリクエストは、「今夜てんちゃんは、スパイダーマンのおしりの中に絵本を入れる夢をみれますように。」・・・この子、まじで大丈夫か・・・

はっとさせられた末っ子のつぶやき

そしてやっと眠りにつくのですが、昨日私がてんちゃん側を向いて目をつむったら、てんちゃんが言いました。

「マミー…なんで今日てんちゃんの方向いているの？いっつもほっしゃんの方向いているのに。」

・・・びっくりしました。

てんちゃん、そんなこと気付いてたんや…。そうなんです。実は繊細ボーイほっしゃんは、自分の方を向いて寝てくれと懇願します。乳児の頃から、私が横に寝転がっていないとすぐに目を覚ましギャン泣きする子でした。今も、寝る時に、自分の方を向いて！とか、頭を触って！とか、リクエストが多く、目覚めた時も、私が横にいないと4歳8ヶ月になった今でも号泣し激怒します。それに比べて、てんちゃんは、自分の方を向いてなくても寝落ちしてくれるし、朝起きた時に私が横にいなくても泣かずに起きてくる。だから、そんなてんちゃんのしっかりぶりに甘えて、ずっとほっしゃんの方を向いて寝ていました。てんちゃんはなんとも思ってないだろうと思い込んで。

そしたら昨夜のその発言。

てん「マミー…なんで今日てんちゃんの方向いているの？いっつもほっしゃんの方向いているのに。」

私「てんちゃんのことだーいすきやから。それにいつもほっしゃんの方向いてないよ～。色々向いて寝てるよ～。」

てん　（にこっと微笑み、私に顔をすりすりしてきました）

てんちゃん、気付いてたんや。マミーがいっつも反対向いてること。いっつも自分からはマミーの背中が見えてること。胸が張り裂けそうでした。いっつもいっつもてんちゃんのしっかり具合に甘えてきて本当にごめん…。

そして今夜の寝かしつけの時。

今日はてんちゃんの方を向いて寝ました。そしたら

てん「マミー、てんちゃんのこと大好きやから、てんちゃんの方向いてるんやんな？絶対てんちゃんの方向いて寝てな♪」

そっか。今日になっても覚えてるくらいの出来事やったんやんな。今まで、安心して、てんちゃんに背中を向けてきたこと、もうほんとに馬鹿すぎる。

そしたら、はい、来ました。ほっしゃんが、「マミー！！！ほっしゃんの方向いて寝て！！！」
ですよね～。

ほっしゃんの方向きました。

そしたらてんちゃん。「マミー、てんちゃんの方向いて寝て」

こんなにモテることは本当に人生でこの一瞬だけでしょう…って有難いんですが、もうふたりが私のほっぺたをひっぱりあって大変なのも事実です。

とりあえず今日は、間をとって上を向いて寝るということを許してもらえなかったので、1分ごとくらいにあっちむいてこっちむいてを、寝落ちしはるまで続けました。

年子男子。まだまだふたりとも小さいもんね。こんな衝突が起こってしまうわけです。

年子育児の葛藤と心の叫び

それで色々思い出しました。てんちゃんがもっともっと小さかった時。てんちゃんは乳児でもちろんいっぱい見てあげないといけないし、でもほっしゃんもまだ1歳半とか2歳で手がかかる。しかも、繊細ボーイで、ニーズが高い。

だからほっしゃんのニーズに対応してあげたいのに、てんちゃんがいてできない。てんちゃんのニーズに対応してあげたいのに、ほっしゃんがいてできない。っていうことだらけの毎日。結局どっちかを犠牲にするしかなくて、その度に胸が痛かった。

よく思ってたな～。

あーーー！！！！背中にもおっぱいがあればいいのに～！！！

あーーー！！！！千手観音みたいに手がいっぱいあればいいのに～！！！

あーーー！！！！怪物君みたいに手がどこまでも伸びたらいいのに～！！！

あーーー！！！！私のコピーロボットがあれば両方応えてあげれるのに～！！！

(怪物君やら、パーマンやら出てきてるけど、若いママわかるんかな？！）

でもでも、きっとみんなママたちは同じこと思ってますよね。
旦那の代わりに、私のコピーロボットいてほしい！！！って。
えっ？思ってない？失言撤回します。