特性ありっ子にとってプライスレスな小児科医との出会いにまた感謝

アレルギーっ子ほっしゃん(4歳)の目の周りが赤くなりはじめたのがかれこれ一か月半前。花粉症かな?アトピーかな?PMかな?とか思いながら様子を見てたけど、夜中に掻いてしまうこともあって、どんどん悪化。みるにみかねて、アレルギー科を標榜している病院へ行きました。そこで処方してもらった薬を塗り始め、数週間経過。一向によくならない。むしろ悪化してる気がする。心配になってきて、検索魔に。その薬について調べたら、うーん。その薬の選択はあまりお勧めでないと考えるお医者さんもいるみたい…。どうしよう…。

「病気」だけでなく、「ひと全体」をみてくれる小児科の先生

ほっしゃんが産まれた時からお世話になっているかかりつけの小児科の先生のところを尋ねました。ほっしゃんの特性にも気付いてくれて、私に声をかけたくれた先生。「病気」だけをみるのではなく、ほっしゃんの全体を見てくれる、いや、それどころか、母親である私のことまでいつも見て、考えてくれる、本当に素敵な先生。今回の目は、アレルギー系のことだろうからと思って、そのかかりつけの小児科にいかず、アレルギー科を掲げているところにいった私。だけど結局、かかりつけ医のところに相談にいくから、先生気を悪くするかな…とやや心配していました。

「先生。他の病院で出た薬のことで質問して申し訳ないんですけど…」とスタートした私。かくかくしかじか、要は、その薬を塗り続けていいのか、今後どうしたらいいのかという相談しました。

そしたら先生仰いました。

「お母さん、僕はな、ほっしゃんが元気になったらそれでいいんやで。それが全てやから。だからそれ以外のことは気にしなくていいよ」

私が申し訳ないな…と思っていたのをすぐに察して、こんなに温かいことをいってくださいました。さらに、こんなこと仰ったんです。

「僕がな、公私ともにほんまに信頼している皮膚科の先生がいるんや。もう20年以上の友達や。一回皮膚科の先生にちゃんとみてもらったらどうや?ここからちょっと遠いけど、一回行ってみて、ちゃんと処方してもらって、それでもう同じ薬の繰り返しになったら、僕のところからだしてあげてもいいからな。」

そして、私が「一回行っています」と言ったらすぐに、「ほな僕から先生にLINEしといてあげるわ」って目の前でほっしゃんについてLINEしてくださいました。

私、もう15年以上医療現場で働いているのでわかるんです。こんな素敵な先生、本当になかなかいないこと(←しまった!一緒に働いてきたお医者さんに失礼すぎる!!撤回撤回!!)

プライスレスな出会い

そしてその皮膚科に行って、今で10日ほど経過。嘘みたいに劇的によくなりました。その皮膚科の先生も本当に優しくて、さすがに、あの小児科の先生のお友達やな…と納得。私の話を聞いてくれて、薬に対する不安も聞いてくれて、ちゃんと全て説明してくれて、見通しも教えてくれて。そして私にとって一番大切なこと。ほっしゃんにめちゃくちゃ優しかった。看護師さんが「ちょっとだけおでこに保湿ぬってみるね~」といっただけで、絶叫級に号泣したほっしゃん。「顔はいやーーーーーーーー!!!!!!!!!!」看護師さんもびっくり。そう、これも特性でしょうね。顔に何か塗るとかありえないんですよね、ほっしゃんは。そしたらすぐに先生が横から、「ほなおうちでお母さんに塗ってもらったらいいな♪」とほっしゃんに合わせてくれました。(ちなみに先述したアレルギー科の先生は、そうやっていちいち反応するほっしゃんを見て、最初一回目は優しかったけど、二回目は「お母さん。子どもはひっぱたいてでもいいからお薬飲ませてね。力を見せないとお母さんをなめてかかってくるよ。」と仰いました。そう言った先生をひっぱたきたかったけど、私も少しは大人なのでやめました。ほっしゃんの薬への抵抗を、”わがまま”とか”親をなめてるから”と認識するのね…)

とにもかくにも、そんな素敵な皮膚科の先生に出会えたこと、そしてそんな出会いをくれたかかりつけの小児科の先生に感謝しかありません。私の話に耳を傾けてくれて、ほっしゃんをひとりの人として尊重してくれて本当にありがとうございます。こんな出会いは本当にプライスレス。もちろん、アトピーもあるし、これからも山あり谷ありだろうけど、信頼できる先生から出るお薬は、私も安心して塗れる。この薬大丈夫かな…この先生信じていいんかな…って毎日毎日思うのは心が痛い。今回皮膚科に行って、ほっしゃんが夜中に掻きむしることがなくなって、私もひさびさに深く眠れました。

特性っ子を持つ母が探し求めるお医者さん

特性っ子にとっては、理解ある良いお医者さんとの出会いは本当に大切。小さなことにびっくりするくらい反応する子達を、「わがまま」と捉えず、「特性」だと理解して受け止めてくれる先生。上手に診察を受けれなくても、来たこと自体をほめてくれる先生。また来れるような何かつながりをつくろうとしてくれる先生。そんな先生が、少ないけれどいてくれることに本当に感謝です。今大好きな耳鼻科の先生が閉院されることを知って悲しいのと、あと歯医者難民なので、また良い先生探し頑張ります。

コメント

  1. といとい より:

    その前の皮膚科医だれっ!?わたしが敵討ちにいくわっ!!!

    まじでなぁ、耳鼻科でも歯科でもさ、泣いた時のなだめかた、接し方で秒でその先生の人となりを見た感じがしてまうわ。
    人を秒で理解とか言ったらあかんねんけど、あの瞬間に人となりが現れるかと。

    まじで良い医者すくなすぎませぬか??
    私も子供の歯医者さんがなんか気になるこというてくるから変えようと思ってるねん。

    でもなそういうこと友達に相談すると、そんなふうに感じる人ばかりでなく、私は少数派やとも気がつくねん。
    世の中そんかもんやろ?あの程度の医者で文句いうてるの?みたいな。

    なんか私もあなたもなんらかしらの特性あるよな。

    • 心理士ママ Wawa より:

      そうなんや~。なんか常に「心の出会い」みたいな熱いものを求めすぎなのか?!(笑)育った環境のせいか(笑)それにしてもさ、最初の先生ありえへんよな。それでも、良い先生に出会うまでは、仕方ないし聞き流そうとしてた。なんか医療って、こっちは「治療を受けたい」「子ども(や家族)が人質にとられてる」みたいな状況になるから、そんな変なこと言われても受け入れるしかない…みたいなことが起こるよね。

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