4歳息子の参観日。大盛り上がりの「猛獣狩りに行こうよ」に想うこと

日々いろんなことがあり、日々いろんな感動や悩みがあるんだけど、なんせ文章を書く時間と気力が見つけられない…という日々。明日も朝が早いからもう寝た方がいいんだけど、睡魔に負けるまで書いてみます。

待ちに待った参観日。年中息子の成長はいかに?

これからしばらく保育園の行事続き。二日前に第一弾があり、ほっしゃん(4歳・年中)の参観日でした。コロナで参観がまったくなかった数年。待ちに待った日でした。

色んな事、しっかり頑張っていました。お歌うたったり、鉄棒したり、鍵盤ハーモニカしたり…。コロナ前に一度だけあった数年前の参観では、みんなが絵本聞いている中、ひとり雄たけびをあげて走り回っていたほっしゃん。今では、みんなに合わせていろんなことに取り組めていて泣けました。真面目な性格やから、頑張りすぎてへんかなって心配になるくらい、頑張っていました。

4歳児大盛り上がりの「猛獣狩りに行こうよ!」

参観の中で、「猛獣狩りに行こうよ!」というゲームの時間がありました。
先生が「ライオン~!!!!」と叫んだら、ライオンは4文字なので、4人グループを作る。グループをつくれたらその場に座る。4人グループをつくれずに余った子達は、みんなの前でライオンの真似をする。という遊び。「くま~!!」といったら2人グル―プ。「トリケラトプス~!!!」といったら7人グループといった具合です。

ゲームの説明がされた時点で、うわーーこれ誰か余るやつやん。大丈夫かなーと一抹の不安がよぎりました。

最初は「くま~~!!!」

ほっしゃん、すっごい勢いで一番大好きな男の子のところに走っていきました。でもその子は違うお友達と組みかけていたので手を払われてしまいました。だからすぐさま、次に仲良しのお友達のところへ猛ダッシュ。すっごい勢いで、あんなに早く走れたんやと思うほど。そしたらその子に、別のお友達も来たところで3人になり、ほっしゃん、また手を払われてしまいました。そして、ほっしゃん、別の女の子のところへ行ってその子とようやくグループになって座ることができました。

遠くからほっしゃんを見ていたら、みるみるうちに泣きそうな顔に。泣きたいのを必死で必死でこらえてる。ほんとに必死でこらえてる。その大好きなお友達を横目で見て、顔をゆがませて、でも涙がこぼれないようにこらえてる。胸が痛かった。胸が本当にはりさけそうでした。ほっしゃんのあの悲しそうな顔が忘れられず、今でもずっとこびりついています。

そして、先生が次の動物の名前を叫んだとき、ほっしゃんの心の限界が来たのか、号泣してしまいました。サポートに入っている先生がほっしゃんに気付き、慰めてくれている様子でした。

走って行って慰めたかったけど、様子見。しばらくしたら立て直して、また遊びに寄ることが出来ました。大きな声をあげて頑張っていて、ほっ。

その次のお題は、「トリケラトプス~~~!!」
ほっしゃんが本当に本当にすっごい真剣な顔で一番最初に手を払われた大好きな男の子めがけて走っていきます。その子までいかなくても周りにいっぱい別の子がいるのに、なぜそんな遠い子めがけて走っていくの?って思うんだけど、その子と手をつなぎたいんやろうな…。あ!次はつなげた。もう私の心臓がもたない。え…。でも待って。トリケラトプスは7文字やのに、8人グループなってるやん。あの子達どうするんやろう…。それぞれの親たちがきっとはらはらしながら周りで見ています。

そしたら、しっかりした女の子が、ちょっと小さくて気が弱めで優しそうな男の子とつないでいた手をパーンッとはなし、円から押し出しました。それはないわ…、先生どうしはるやろ…って思って眺めていると、先生も「ちょっとちょっとそんなんせんと~」と寄ってこられて、でもその押し出された男の子に、「あっちのグループに入れる!いこか!」って連れていかはり、ちゃんとグループになって終了でした。

「猛獣狩りに行こうよ」で胸が痛すぎた私。余った子にはどうすべき?

無事、その子もグループをつくれたんだけど、なんか後味の悪い私。それが正しい解決なんか…?って。あの違うグループに行くことになった子が、自分の子やったらどんな気持ちになる?って。なんか何が正解かわからないのが正直なところです。たかがゲーム。そんなゲームで、そんなこと言ってたら何にもできひんやん。私だって、小さい頃、そういうゲーム何回もしてきたやん。楽しかったやん。それも全部経験。そうやって大人になっていくんやんって思う私もいます。だって、ゲーム自体は本当に楽しそうだったし、みんな大盛り上がりでした。

でも同時に、私そういうゲームの時あんまり余る人にならなかったし、どこかで余って悲しい思いをしてる(かもしれない)子がいることに想いも馳せてなかったけど、でもずっと余ったり押し出されたりして悲しい気持ちになっていた子もいたんじゃないやろうか…って大人になった今は思う。

ほっしゃんのあの悲しくて悲しくてたまらない顔を思い出したら、あんなゲームしなあかんかったんか…って思ったりもします。でも、人生からしんどいこと全て排除するなんて無理やし、そんなゲームをさせないようにするんじゃなくて、ゲームをしてうまく手をつなげなくても、時には押し出されても、それで傷つかなくていいって教えることが大切なのかなと思う自分もいます。もちろん手をつなげなかった悲しみは受け止めた上で、でもそれはゲームなだけだよ、そんなことで傷つかなくていいんだよ、それでほっしゃんの価値はなーんにも変わらないんだよ!って教えてあげることが大切なんかな…とか考えたり。

あの8人になったとき、小さめの男の子の手を離して押し出したのは女の子だったけど、そこに異議を唱えず傍観していた中にほっしゃんがいたのも事実。もちろん4歳の子に、「いやいや、その子を押し出すのはおかしいよ!みんなで話し合おう!」なんていう力はないから、異議を唱えるわけがないのは当然なんだけど、なんかそこも何も教えなくていいんか?って思う私もいたり。

とりあえずなんかもやもやと、私の心に傷が残ったゲームでした。ほっしゃんは、「楽しかった人ー?!!」って聞かれたら、「はーーい!」って手挙げてたし、もう忘れてることなのかもしれないけれど。

園でのランチの時間を見学。息子ひとりで食べてるの?!

で、その後のランチの時間。好きな席に座るんだけど、ほっしゃん、ひとりみんなと違うテーブルにいて、ひとりで食べてる。・・・・・なんでなん?大好きな子の近くもあいてるのに。毎日こうなんやろうか?また心配になる私。参観でいろんな成長を見れて嬉しかったのに、動物ゲームとひとりランチのせいで、もやもやして帰宅した私。

夜、なにげなーくほっしゃんに聞いてみました。

私「ほっしゃん、いつもあの席で食べてるん?」
ほっしゃん「ううん、いろいろ~」
私「そっかー。好きなとこに座っていいんやなー。今日はみんなから離れて食べてたけど、みんなと一緒に食べることもあるん~?」
ほっしゃん「うん。今日も(大好きな)Aくんの横いこうと思ったけど、そこ行ったら、マミーがみえへんくなるから、マミーのことがまっすぐみえるところで食べよーって思ったん。」

えっ・・・そんな理由やったんか~~~~(号泣)
言われてみれば、一口食べるごとに手振ってくれてましたよね…。
ほんまにそんな理由でよかった。そして、人生最大に愛されて幸せです。

他の親御さんはどんなこと感じはったんかなー。あのゲームでこんなごちゃごちゃ思ってるのは私だけなんやろうか。ま、とりあえず答えはでてないけど、あんな遠くの子めがけて走っていかんと、近くにいる子と適当にグループ作ったらいいんやでっていうことは教えてあげたい気持ちでいっぱいです。

コメント

  1. といとい より:

    わたしはそのゲームでごちゃごちゃ思う人です。
    そんなゲームいらんよな。

    なんかさ子供の頃はないちもんめとかしたやん??あれとか超絶いやな遊びやんな。あの子が欲しいって言われない人の気持ち。。

    長男の参観日。長男をいじめてる子のお母さんの顔をマジマジと見ててん。お母さん子供が我が子いじめてるって知らんのやろうな〜。どんな子育てしてはるんやろな〜って。

    で、この前次男の参観日。何しても器用にこなし、常にクラスのリーダー。仕切りまくり。
    ふと思った。だれかわたしの顔マジマジと見てる人いるんちゃうか!?って。
    急にこわくなりました。

    いろんな気持ちと立場があると感じた参観でした。

    • 心理士ママ Wawa より:

      やっぱりいらんよね。誰かが悲しむゲームなんて。なんかかけっこで負けて悲しいのと、仲間に入れてもらえなかったり、押し出されたりして悲しいのとは訳が違うと思うしね。
      でもほんまそう。子育てなんて思ったようにいかなくて、いつ自分がどっちの立場になるかわからへんよね。お互い謙虚に生きていきましょう。

  2. e_chan より:

    こどもの時って、残酷やったやよな。
    ドッチボールだってリーダーが誰をメンバーにするか選んでいって最後の1人をいーるかいらんかじゃんけんぽん!いらん!!なんて言って。
    めっちゃ弱い子はごまめと言う名をつけて透明人間扱いしたり。

    どんなゲームでも少なからず誰か傷つくねん。でも、誰かが傷つくからやらへんってなったら何もできひんし、プログラム考える先生たちがかわいそうな気がする。猛獣狩りにもきっと学びがある。

    子なしの意見です。

    • 心理士ママ Wawa より:

      ごまめ?!そんなんあったっけ?それは知らんわ。どちらにせよ、全部ひどいよな。ほんと配慮しすぎると何もできなくなるよな。
      単に無駄な傷として終わるのではなく、どの立場であっても良い学びになるように、大人が広く正しくアンテナはっとかなあかんよな…と思うとそれもまた責任重大。
      人生学ぶこといっぱいやね。

タイトルとURLをコピーしました