我が家はステップファミリー。今日は娘の巣立ちの日

今日は21歳ララの旅立ちの日。だいぶ過保護寄りのダディに大事に大事に育てられ、かなり厳重に守られていたふわふわの巣から飛び立ちます。

ステップド―タ―(継娘)の巣立ちの日

独り立ちしたくて仕方なかったララにとっては、待ちに待った日のはずなのに、不安と緊張からか、表情が硬かった。そんな表情を見ていると、こっちまで不安になってきた。この子大丈夫かな…。ちゃんとやっていけるかな…って。

我が家はステップファミリー。私がララと出会ったのは、ララが14歳の時かな。だから私はおなかを痛めてうんだ母ではないし、まだララの人生の半分も一緒にいないけど、それでも、ララの巣立ちにはこういう感情になるんやな、と自分でも新たな発見。私、頭の中だけではなく、ちゃんと心の中でも、この子達の親になってるんやなと思う瞬間。14歳の時点で、既に身長は私より高かったし、見た目も外国人で大人っぽかったし、大学生くらいに見えてたけど、でも話すとめちゃめちゃ子どもだったことを思い出す。結婚前、旦那が私を子どもたちに紹介。以降、何度も子どもたちと会って関係性を深めていきました。で、もう何度もみんなの家に泊まったり、みんなのご飯作ったり、洗濯物したり…ってしてたある日。旦那が、子どもたちを集めて、「wawa(←私です)と結婚したいと思う…」って話をしました。その時のララの反応。

「えーーーー?!!!ダディとwawaってそういう関係やったん?!!!」

え・・・。そういう関係じゃなかったら、どういう関係やと思ってたん?私、誰?わざわざ日本から家に泊まりに来てくれて、ごはんしてくれて、洗濯してくれる友達?? そんなやついるかーー!
繰り返しになりますが、14歳ですよ。ララのとんちんかんな反応に衝撃を受けたことを覚えています。笑

そんなララが巣立っていくなんて。
今回は、完全に巣立つというより、ちょっと細かい予定は立てず、とりあえず巣立ってみようという感じなのですが、それでも感慨深いものがあります。3歳と4歳の弟達も、ララが今日からいなくなると聞いて寂しい顔をしていました。本当の兄弟になったなぁと心が温まる。

子離れが大の苦手なダディとの大バトル

ダディは、子どもたちを巣立たせるのがめっちゃ苦手。いや、そんなもん得意な親なんていないと百も承知ですが、ちょっと通常のレベルを超えて、子どもたちを自分の近くに置いておきたいのがダディ。なので、これまでララを含めて、上の子達3人が巣立ってきましたが、3回ともダディと子どもたち大揉め。まじで数ヶ月にわたる大バトル。そして自分で言うのもなんですが、毎度毎度そのクッション役になってきたのは私でした。実は先日、既に巣立っているあんちゃん(長男)からララへのアドバイスが聞こえてきました。盗み聞きじゃないですよ。最近の子達は、スピーカーで話すから聞こえてくるのよね~。

「wawaが一緒にいる時にダディに話したほうがいいで。話がうまく進んでいく。」

爆笑。子どもたち、よーわかってる。笑 
みんなと出会って7~8年。いろんなことがあったけど、今では、そんな大事な局面で頼ってもらえるようになっていて光栄でございます。

何も知らない私に世界を見せてくれた両親

海外に飛び立つララを見ていると、20数年前の自分を思い出します。海外に行きたくて行きたくて、英語を話せるようになりたくてなりたくて、ずっとずっと留学を夢見ていた自分。長年の夢がやっとかなって、渡米した日のこと。アメリカ初日に見た青い空、今でも忘れられません。夢を追うこと、自分の足で立てる大人になれるように努力することの大切さを教えてくれた私の親。その親がいたから見れたあの青い空。

子どもをもつ親になった今、英語も話せない小さい日本人の娘を、よくも誰も知り合いもいないアメリカにひとりで行かせてくれたなぁと驚きでしかないです。その親の決断力、勇気、強さ、信念、経済力、どれをとっても、私は両親には敵わない。親がいかに偉大だったかと今になってわかります。私がアメリカにいる間も、見えないところで、私の安全と幸せを願い、毎日毎日祈ってくれていたこと、それがどれほど難しい事か、今ならわかる。親にもっともっとありがとうって言いたかったなと思います。そして、今親が生きていたら、どんな方針や信念で私たちを育ててくれたのかとか、もっともっといっぱい聞きたかったなと思います。まぁまぁの確率で「なんもたいして考えてへんかったで~」って返ってきそうですが。笑

ララの新たな出発に乾杯。ララ頑張って!

コメント

  1. e_chan より:

    20数年前の6月、私もwawaの旅立つ時の事鮮明に覚えてるで。今ではよく見る風景やけどお父さんとハグする娘を生まれて初めてみて家族愛溢れる家庭で育ったんやなぁとホンマに思ってん。

    スーツケース空港でぱっかーん開けて荷物動かしてる姿も忘れられへんけど。

    • 心理士ママ Wawa より:

      あのハグのこと、今でも覚えてるわ。そうかー、当時はハグは珍しかったかー。なかなかアメリカンな親に育てられたのかもな 笑
      荷物必死で移してたよな 笑 どれもいい思い出わ。鮮明に思い出せるけど20年以上前なんやな。年取ったね〜

  2. といとい より:

    泣けるなぁ。なんか親のこと思い出して泣ける。
    大切なことは子供を信じて見守ることなんやろなぁ。
    ほんっまに難しいな。

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