ほっしゃん(5歳)が昨日から高熱。今日病院に行って、コロナでもなく、インフルでもなく、溶連菌であることが発覚しました。コロナやインフルでなくホッとしたんだけど、溶連菌と言えば、10日間ちゃんと抗生剤をのまなあかんやつです。言われました。「絶対飲み切ってくださいね!それでも10%の子どもは、除菌できないんです。10日間絶対飲んでくださいね。」
やばい・・・。
繊細で、感覚過敏あり、超偏食な息子。薬が飲めなくて悩んだ日々。
長らくブログにお付き合いいただいている方はご存じかと思いますが、ほっしゃんは、繊細っ子でお薬のハードルがひじょーーーーーに高い!!!数年かけてかろうじて飲めるようになったのが、甘いムコダインのみです。そして、一番一番抵抗するのが、ピンクの抗生剤ワイドシリン。「甘い薬なので比較的子どもでも飲みやすい」とか言う薬剤師さんもいますが、ほんまか?!あの薬、すんなり飲む子いるんか?って思うくらい、我が家はふたりとも超抵抗します。
特にほっしゃんは、超偏食っ子。「プリンにまぜたらどうですか?」とか「ヨーグルトに混ぜたらどうですか?」とか「いちごジャムに混ぜたらどうですか?」という何かに混ぜるという方法を何度も言われて決ましたが、そもそもプリンやヨーグルトやいちごジャムを食べてくれない!今日も、薬剤師さんに相談すると、「カルピスに混ぜてみたらどうですか?」との助言でした。カルピスも飲めないんですよねぇ…。薬剤師さんも万策尽きた感じで、「頑張ってください・・・」と会話終了。いや、そもそもね。神の舌を持つ男ですよ。未開封で賞味期限から1週間過ぎたリンゴジュースを出したら、「げーーなんじゃこれ?!!!」って言った男ですよ。薬を何かに混ぜて気付かないわけがないんです。混ぜてマイルドになったからって許させるわけがないんです。
何かに混ぜてもお薬を飲めない子にその他試せる方法は?
でも溶連菌は、しっかり除菌できないと、再発したり、もっとこわいのは、リウマチや腎炎などの合併症が起こる可能性があること。だから絶対しっかり飲ませたい。
上述の、何かに混ぜるという方法以外にも、「少量のお水で溶いてペースト状にして、子どもの頬っぺたの内側に塗り付けてからお水で一気に飲んでもらう」という方法もよく紹介されています。でもほっしゃんはこれも無理。もう「お薬をのまないといけない」というその状況を理解し、その状況でパニックに陥るので、そんなほっぺたの内側に塗らせてね…なんてことができない。
あと、「チョコレートを溶かし、そこに薬をまぜこんで、冷凍庫で固める」という方法。これさえも、うちは無理でした。一回目だけ騙されてたべたけど、すぐに気付いて号泣。二回目からはチョコを食べることを拒否でした。10日間も1日2回のませないといけないのでこの案も断念。
お薬を飲まないわが子に万策尽きた母がたどり着いた方法
そんなわけで、帰宅後せっせとこちらを作成いたしました。
まずは押し入れのどこかに置いといたはずのこのぼろぼろの箱を探してきました。
そうです。お薬を飲めたら、景品をもらえるよ!大作戦を決行するしかありません。
またいつか使えるかもと思って置いておいた卵型ケースを探してきて、そこにいろんな小さい景品たちを入れました。
こんな感じです↓じゃんっ!
ちなみにこれはトンカチザメの形をした消しゴムです。50円位やったかな。
こんな景品をとりあえず30個ほど作りました。
ちなみに、この箱と卵型ケースは、だいぶ前に別の事情で楽天で買いました。それを置いといたんです。今もあるか見てみたら、ディズニーバージョンがありましたよ~。
お薬飲んだら景品もらえるよ大作戦の効果はいかに?!
ほんとはほっしゃんとてんちゃん(4歳弟)から隠れて景品箱を作るつもりだったんですが、一緒に作りました。というのも、お医者さんから、「10日間薬をのまないといけない」と言われてから、ずっとずっと「一生のまなあかんの?」「何月までのまなあかんの?」「もう飲みたくない~~~」と泣き続けたもので、「じゃあいいこと考えた!お薬のんだら景品もらえることにしよう!」とアイデアだけ先伝えたんです。そしたら、そのアイデアには大喜び。でもどんな景品が入ってるかを先にしってたら楽しくないから、マミーがこっそり用意するっていったのに、一緒に準備したいの一点張り。そんなんで薬のんでくれるんかいな??って疑問だったんですが、もうこの効果やばかったです。
お風呂前。「早くおふろはいろ!!!そしたら上がってきてお薬のんだら景品もらえるやん!!」って(笑)
お風呂の中でのてんちゃんとほっしゃんの会話。
てん「早くお風呂あがったほうがいいやん!何できるかしってる??」
ほー「景品!」
てん「正解!早くあがろ!」
しかもほんまに最高の景品が消しゴムで、あとはおかし。それでもこんなにうれしいんやなとかわいかったです。お薬を飲む瞬間は、確かに半泣きにはなるのですが、抵抗したりせず、一気にのんでくれました。
発達特性や繊細さなどで、お薬をなかなか飲んでくれないお子さんをお持ちの方、「〇〇に混ぜてみて」っていうアドバイスを聞く度に、そういう次元じゃないねんなぁ…とため息がでる方がおられたら、ほんとにだまされたと思って試してほしいです。もちろん子どもによって違うから、これもだめかもしれないけれど、試して失うものはない!はず!(多少の景品代は失います 笑)
「優しいことしてくれたポイント」制を突然導入
そうそう!お薬を飲む直前に、ふとほっしゃんが疑問を投げかけてきました。
「マミー…ほっしゃんはお薬のむから景品とれるけど、てんちゃんはお薬のまへんのに景品もらえんの?」
ごもっとも。もうそこをどさくさに紛れてくれない歳になったのね…。どうしよ…。平等にせねば!!
・・・・うーーーん。てんちゃんに何かしてほしいことあったかな?!!
大急ぎでひねりだした私のアイデアがこちら↓
【なんか優しいことしてくれたらシールもらえる表】
てんちゃんにしてほしいことで咄嗟に出てきたのは、とにかく理不尽にキレず、暴力に頼らず、人にやさしくしてください!ってことでした(笑)普段の悩みがよくわかっていただけるかと思います。
私「てんちゃん、さっきてんちゃんすっごい優しくしてくれたやんか。マミーにありがとうって言ってくれたやろ?そんな、優しいことしてくれたから、スペシャルシールあげる!明日からは、ほっしゃんのお薬の代わりに、てんちゃんは、このシールもらえたら、景品とれることにしよう!」
てん「(キレぎみで)てんちゃんがこの紙書きたかった!!!!!仮面ライダーのシールがよかった!!!!」
今後がだいぶ不安ですが、とりあえずやってみようと思います。
とにかく一瞬でアイデアを出さないといけなかった私がとっさに大事にしたポイントは、てんちゃんが「悪いこと(行動)をしなかったら」というルールにしなかったこと。そう設定すると、悪いことをするたびにそこがフォーカスされてしまう。とりあえず、てんちゃんが良いことをしたときがフォーカスされるような工夫だけしました。てんちゃんは手ごわいですよ…。そうそう簡単に良いことしてくれませんからね(爆笑)
なんて言ってはいけません。【どんな小さいことでも、子どもの良い行動を発見する視点】や【良い行動がなかったと思う日でも、発想の逆転で「良いこと」に持っていく視点】を親がもつことは大切だと思います。だから、私もそう心掛けて、この10日間を乗り越えようと思います。
それにしても、この紙とこの表!急いでたにしても、我ながらひどすぎる。(笑)
こんな適当な性格だけど、母業頑張ってます♪
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